カード決済で金融システムがどう動くのか?この疑問を理解するには、デビットカードのシステムが分かり易いものです。カード決済で金融システムが動く流れは、どの店舗で商品を購入した時も同じようになります。例えば、インターネットのショッピングサイトで商品を注文し、デビットカードで支払いをした場合です。まず、注文を受けた店舗はカード会社にオーソリ電文と呼ばれる通知をします。
これで取引情報がカード会社に伝わった状態になります。カード会社はデビットカードを発行した銀行にオーソリ電文を送り、これで銀行も取引情報を共有した状態です。後日、店舗からカード会社へ売上電文が通知され、これでカード会社に売り上げが確定した情報が伝わります。これもオーソリ電文と同じ様に、カード会社から銀行へと通知されてくものです。
銀行は売り上げ確定の通知を確認次第、銀行口座から購入代金を引き落とします。これで、取引は完了です。このように、カード決済で金融システムが動く際は、利用者と店舗とカード会社と銀行との4者がやり取りをする形になります。なお、銀行はデビットカードをより使いやすくする為に様々な工夫をしていて、同じデビットカードでも細かな部分で流れが異なる事もあります。
例えば、デビットカードで商品を注文した段階で、銀行口座の額面から購入代金が差し引かれた状態になるサービスを提供している銀行があります。実質、即座に銀行口座から出金されている状態になるので、未精算等の面倒なトラブルが生じにくくなっています。また、デビットカードの利用額に応じてポイントが付与される等、お得なサービスも存在します。デビットカードを作る際は、そうしたサービスの違いを比較するのも重要です。
No comment yet, add your voice below!